みかん先生のレオパ講座
レオパ

ヒョウモントカゲモドキが尻尾を振っている時の気持ち【飼育の疑問】

ヒョウモントカゲモドキを飼育しているとヒョウモントカゲモドキが尻尾をブルブルと細かく震わせたり、ゆらゆらとゆっくりと揺らす姿を目撃すると思います。

今回はそんなヒョウモントカゲモドキの尻尾を振っている際の気持ちについて解説していきたいと思います。

尻尾振りはヒョウモントカゲモドキの感情を表している

ヒョウモントカゲモドキは表情がなく感情を読み取る事は難しいです。

しかし、犬の尻尾と同じように、ヒョウモントカゲモドキの尻尾にも感情が現れるのです。

感情を読み取ることで、飼い主はヒョウモントカゲモドキの気持ちを汲み取ってあげる事で、ストレスを取り除き、快適に生活して貰えるように配慮してあげましょう。

レオパの尻尾振りには大体2パターンあり

  1. 尻尾を全体的に使ってゆらゆらとゆっくり揺らす
  2. 尻尾の先端付近を細かくブルブルと揺らす

以上のパターンがほとんどです。

尻尾をゆっくりとゆらゆらと揺らしている

ヒョウモントカゲモドキが尻尾の全体を使ってゆらゆらとスローペースで揺らしている場合はヒョウモントカゲモドキが警戒していたり、威嚇をしていると言う意味があります。

これは、お迎えして間もなく、新しい飼育環境にいない居ない子だったり、そうでなければ性格上、臆病な子に多く見られます。

また近くでヒョウモントカゲモドキを複数飼育し、視界に入る場合は近くのヒョウモントカゲモドキに対して威嚇していると言う場合もあります。

対処法

お迎えして間もない場合は時間を置いてあげてください。環境に慣れれば自然と尻尾振りの頻度は減ると思います。

また、尻尾振りを行っている場合に触ったり刺激を与えるような行為は絶対にNGです。

これは敵に対して尻尾を振る事で尻尾に意識を集中させ、自切(尻尾切り)を行なって逃げる準備をしている場合もあるためです。

尻尾を自切を行うと、自身の栄養貯蔵庫である尻尾を失うことになり、また自切傷から細菌が入ったり、尻尾の再生のための栄養が必要だったりとヒョウモントカゲモドキの体力を大きく消耗させることになります

飼育されているケージにシェルター(隠れ家)が設置されて居ない場合は、ヒョウモントカゲモドキが安心出来る場所を提供するため設置してあげましょう。

尻尾を細かくブルブルと震わせている

ヒョウモントカゲモドキが尻尾の先端をブルブルと細かく震わせている場合は興奮状態にあると言う事を意味します。

これは繁殖期の場合は相手を見て性的興奮をしている場合が多く、繁殖期のシーズンではない場合は敵対心からブルブルと震わせている場合があります。

特にレオパの相手が存在しない場合、ケージに反射された自分を見て、他人と勘違いして興奮している場合があります。

その他には捕食対象の餌等を視認した際に興奮して尻尾を震わせる子も一定数居ます。

対処法

前者のユラユラ尻尾は警戒モードなのに対してこちらは興奮の意味合いが大きく、そこまで大きく気にしなくても問題ないと思います。

もし繁殖期以外で他のレオパを見てブルブルさせる子は警戒心が強く、臆病な性格の子が多いため、出来るだけ他に飼育しているレオパが居る場合は見えないように配慮してあげましょう。

まとめ

今回はレオパの尻尾を振る時の気持ちについて解説しました。

尻尾振りは感情表現であり、飼育者はそれを確認してレオパの気持ちを読み取ってあげる必要があります。

尻尾振りでレオパの感情を知り、正しく対処していきましょう。