みかん先生のレオパ講座
レオパ

ヒョウモントカゲモドキの飼育ケースの選び方【飼育の疑問】

ヒョウモントカゲモドキを飼育しようと思うと、飼育用品選びの中で一番大きな買い物になるのが飼育ケージ選びです。

様々な種類があり迷ってしまいますが、今回はそんな飼育ケースの選び方について解説していきたいと思います。

まずはケースのサイズ選び

ヒョウモントカゲモドキの全長サイズは平均して20cm前後です。移動する事も少なく、立体的な動きをすると行ったこともないため、ケースの高さはヒョウモントカゲモドキにとってはあまり必要ではありません。

しかし冬場等の寒い時期に上部ヒーター等を設置する場合は、必要に応じた高さのケースを購入した方が良いでしょう

一般的に売られているサイズでは30cm~45cmサイズで売られている物がヒョウモントカゲモドキに使用する飼育ケースに最適です。

しかしレイアウトに拘りたい、広々とした飼育ケースの中でヒョウモントカゲモドキが生活する様を見たいと言った場合、60cmサイズのような大きめの飼育ケースで買う方も少数ですが存在します。

自分の飼育に対する考え方に合うものを選びましょう。

ケースの材質

飼育ケースの側面等のメインの材質して使用する物には3種類あり、それぞれにメリット、デメリットが存在します。

①プラスチック製ケース

昆虫の虫カゴ等に用いられる事が多いプラスチックです。メリットとしては重量が軽いため移動しやすく、価格が最も安いと言う事でしょう。

しかしデメリットとして、プラスチックは劣化や傷が付きやすく、使用しているとケースに白い曇りが生じるため側面から観察したいという場合は不満が出るでしょう。元々の透明度(横からケース内を観察した時の綺麗さ)が後述するアクリルやガラスと比べ低いため、上から観察をメインで行いたいと言う場合以外はあまりオススメ出来ません。

②ガラス製ケース

アクアリウム用の水槽などの飼育ケースに用いられる事が多いガラスです。メリットとしては透明度が最も高く、ヒョウモントカゲモドキを一番綺麗に観察する事が出来ます。他と比べ、ケースも綺麗に見えるので、高級感があります。

デメリットとしてはガラス故の重量の重さでしょう。床材を交換する際や、ケースのメンテナンスを行うために移動するのが面倒で、誤って落とした際に割れると危険です。そしてガラス製のケースは他の材質と比べて値段が高くなってしまいやすいです。

③アクリル製ケース

アクリルはガラスとプラスチックのちょうど中間にあたる素材です。プラスチックよりも透明度が高く、ガラスよりも価格が安く、プラスチック並の重量と言った良い所を取った商品です。

唯一のデメリットはプラスチックよりは優れているが表面に傷が付きやすいため、管理に注意が必要といった所でしょう。

オススメのケースとは?

ヒョウモントカゲモドキを飼育するケージとして使用したいなら、アクリルかガラス製の物を選んだほうが良いでしょう。

ヒョウモントカゲモドキの寿命は飼育下では10年以上と言われており、プラスチックケースで綺麗に飼育したい場合、劣化したら交換を繰り返す方がコストがかかってしまいます。

オススメのガラスケース

オススメのガラスケースの一つ目は

GEXのレプテリアホワイト300LOWです。

こちらのケージはヒョウモントカゲモドキ向けに開発された飼育ケースで、ケースのサイズは縦x横 31.6x20cm 高さ19.2cm 広さ、高さ共に飼育する上では十分、重量もガラスケースの中では軽量な1.3kgと扱いやすい部類のケースです。

ヒョウモントカゲモドキの飼育する上で設置が必要なパネルヒーターが設置しやすいように底にスペースが設けられており、ヒョウモントカゲモドキ向けの設計となっています。

次にオススメしたいのが
GEXエキゾテラ:グラステラリウム3030です。

こちらのケースもヒョウモントカゲモドキ向けに作られている飼育ケースで、サイズは縦x横 31x31cm 高さが30cmの箱型になっており、ヒョウモントカゲモドキにとって快適な生活域になります。

このケージの最大のポイントは前面部に設けられた観音開き式のガラスドアです。

他の飼育ケースでは給餌やメンテナンス、コミュニケーションを行う場合は天井部からしか行えませんが、こちらのケースではこのガラスドアを開いて行うと言った事が出来るため、給餌方法の選択肢を増やしたい場合は、この飼育ケースを選ぶと良いでしょう。

アクリル製飼育ケースのオススメ

アクリル製の飼育ケースでオススメしたいのがこちらの

SANKO レプタイルボックス です

商品のサイズは縦x横20x30cmで高さは15.5cmとコンパクトながら、ヒョウモントカゲモドキにとって必要最低限の生活スペースを実現しています。

重量が0.9kgと1kgを切っており、非常に軽量な飼育ケースとなっています。

本商品は天井部がスライドドアになっています。高さがあまり無いためヒョウモントカゲモドキが触れる事が出来ますが、脱走しないようにマグネットでしっかり閉まるような構造になっており、安心出来ます。

非常にシンプルな見た目でおしゃれなのでオススメです。

次に紹介したい飼育ケースは

スドー レプティギア 365 です

商品のサイズは縦横36x26cm 高さ18cmと爬虫類用アクリルケースの中では大きい方に部類されるケースです。これだけのケースサイズがあればほとんどの大きさのヒョウモントカゲモドキが快適に過ごす事が出来ると思います。

一つ下のサイズにレプティギア300がありますが、前面ドアを最大限に使用するために365サイズをオススメしています。

こちらの商品はケース上部を開く以外に前面にドアがあり、グラステラリウムのようにここを開いて給餌等を行えるため、使用者が多いケースとなっています。

まとめ

やはり、前面にドアがあると言うのは、それだけコミュニケーションの幅が増えるため、ケース内へのコミュニケーション方法を増やしたい飼育者が選ぶべきなのは、レプティギアシリーズやグラステラリウムシリーズのような前面にもドアが付いているケースを選ぶ方が、楽しく飼育出来ると思います。

ヒョウモントカゲモドキの観賞用ペットとして、ケース内での行動を見守りたいと言う飼育者の方は、余計な物が付いていないレプタイルボックス、レプテリアホワイトのような商品をオススメしています。

自分の飼育スタイルを整理して、そのスタイルに合った飼育ケースを選びましょう!