レオパを飼育する上で必要商品とされている水皿があります。
これらの商品はレオパの飲み水入れとして販売されており、水を飲むレオパには必要とされていますが本当に必要なのか?
今回はその点についてお話していきたいと思います。
結論
結論としては毎日、飼育容器内を霧吹きなどで定期的に湿らせるなら、水皿を設置しなくても問題ありません。
霧吹きには飼育容器内の湿度を上げる以外にも、飼育容器の壁などに水滴を作る事が出来ます。
レオパはその水滴を舐めて水分補給します。
他にもウェットシェルターを設置していて、そこに水を入れているのであれば、そこの水や、シェルター自体に染み込んだ水分を舐め、水分を補給します。
なぜ水皿は必要とされているのか
多くのレオパ飼育書などで水皿を必須用品として推されている理由はなぜか?
- 霧吹き忘れ時の脱水予防
- ウェットシェルターに水を入れない時期用
- 湿度の安定化
という2つの理由が考えられます。
霧吹き忘れ時の脱水予防
レオパが脱水になる可能性は少ないですが、水皿を設置しない場合、最低でも一日2回(朝・夕)の2回、軽く霧吹きを行って水分補給の機会を作るべきです。
しかし日々の生活の中、どうしても忙しい時や、外出をしてレオパの飼育が後回しになって、霧吹きを忘れてしまう事があるかもしれません。
そういった時にレオパが脱水してしまわないように、水皿は設置するべきでしょう。
ウェットシェルターに水を入れない時期用
暖かい時期であればウェットシェルターに水を入れるので、そこから水分を補給する事が出来ます。
しかし冬場は温度が下がりやすいのに、ウェットシェルターに水を入れてしまうとシェルター内が更に温度が下がってしまいます。
レオパはシェルターに隠れて生活する事が多いため、温度管理のために水を入れない方が多いでしょう。
そうなるとレオパが給水手段を失ってしまうため、その変わりに水皿を用意して給水出来るようにしましょう。
湿度の安定化
水皿にはレオパの飲み水として以外にも、入れている水分が蒸発し、飼育容器内の乾燥を予防する効果もあります。
霧吹きの回数が少なかったり、ウェットシェルターの水が切れている場合でも、水皿が設置されていればある程度湿度を維持する事が出来ます。
まとめ
以上の事を踏まえると水皿はなくても問題ありませんが、霧吹きの吹き忘れやウェットシェルターに水を入れない時期など諸々の懸念を考えると、予防的に設置するのが良いと言えます。
水皿はサイズの大きいものでは無いですし、飼育容器に設置しても邪魔になる事も少ないでしょう。
内装に拘りたいと言った大きな理由が無ければ水皿を設置した方がメリットが大きいため、設置した方が良いと思います。