みかん先生のレオパ講座
レオパ

ヒョウモントカゲモドキの温室をスタイロフォームで製作

こんにちはfhsnsqzです。最近一気に寒くなりましたね。

去年は暖突とアルミマットでゲージを囲うことでレオパの冬越しを行いましたが、今年の寒さは前年度と同じ装備で冬越しをするのは心配です。

現在のレオパ達のゲージはどちらも20度前後の事が増え、レオパ達の活性が落ちてきています。

このままでは冬眠に入ってしまう可能性もあるので暖かいお部屋を提供すべく、温室を作成していきたいと思います。

温室のために用意するもの。

  • 断熱材:スタイロフォーム
  • 断熱材のカット:カッター【DAISO】

今回は家を建てる時に使われたりする断熱材のスタイロフォームを使用しました。

スタイロフォームは断熱素材として非常に優秀で、水が付着しても吸水しにくい素材のため、生き物向けの温室素材としてオススメされているアイテムです。

スタイロフォームはホームセンターや通販で購入する事が出来ます。

しかしホームセンターの場合、切り売り対応していない場合があり、大きい板の状態で家まで持ち帰らないといけません。

それなら、カットされた物を販売しており、家まで配達してくれる通販で購入するのが良いと思います。

今回はこちらのスタイロフォームを購入しました。

厚さについて
スタイロフォームの厚さは15mm~100mmのラインナップがありますが、レオパの温室作りに使うなら、どれを使っても大きな変化は無いと思われます。

今回は自分は一番薄い物から一つ上の20mmのスタイロフォームを使用しました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

スタイロフォーム【20×600×900mm】(3枚入)
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注文して次の日には発送され、注文から僅か2日で家に届きました。最近の通販は早くて良いですね。

通販で購入したスタイロフォーム

600x900mmサイズの物が3枚入っているので、壁の3辺と床パーツの4枚を必要数測ってから、カッターを使って切り出します。

切り出したパーツ

製作者の技術不足で不格好な四角形になってしまいましたが、壁と床パーツが出来上がりました。これをそれっぽく並べて温室にしていきます。

温室組み上げ

並べ終えました。直線に切り出せていないため隙間だらけです。あまりにひどい場所は切り出した余りパーツで埋めて補強しました。

生き物を飼育する温室ですので、密閉されている状態よりも、隙間があって換気されている方が酸欠予防になり、良いはずです!

レオパを移動させました。
準備完了

暖房器具のコードを通す場所を忘れてしまっていたので急遽、穴を開けました。

一番上に穴を開けると一番暖かい空気が逃げてしまうと思い、中途半端な場所に穴を開けました。

しかし取り回しが悪くなるので一番上に開けたら良かったです。

穴の余白は埋めればいいのに…失敗しました!

あと失敗と言えば前面にビニールカーテンを用意するべきなのですが、忘れてしまったので家にあったサランラップで代用しました。

サランラップも保温用品ですので、何も無いよりは効果は高いはずです。

サランラップをした温室

見栄えは悪いですが、これで完成です。

天井部は壁と床を切り出した際に出た余り素材を重ねて使用しています。物をできる限り活かしました。

活かした結果スタイロフォームは一枚余りました。

温室の効果

温室を完成させたら気になるのは保温効果です。果たしてどれぐらい温度を上昇させてくれているでしょうか。

測定環境は以下の通りです。

環境左ゲージ右ゲージ
シェルターSUDO製シェルターSHELTER製シェルター
床材デザートソイルデザートソイル
温湿度計ビバリア NEOビバリア NEO
パネルヒーターレプタイルヒートレプタイルヒート
上部ヒーターヒーティングトップS暖突S
室温測定器DAISO製マルチ時計
測定環境

温室導入前参考 室温13~15度前後、ゲージ内部19~23度

温室導入後

温室導入温度

室温14度に対して左ゲージが30度、右ゲージが28度でした。両方かなり温度が上がっていました。

ちなみに温室内上層部に温度計を置いておくと31度ありました。

温室作りの欠点

今回の温室作りの欠点を一点だけ、工作力が無さ過ぎて見た目がすごく悪くなってしまうことです。

工作力がある人ならカバー出来るかもしれませんが、自分には無理でした。人に見せるような物でも無いので問題ないかもしれませんが。

もし製作に自信がない人であれば、ビニール温室等の既製品を購入した方が良いかもしれませんね。

まとめ

今回はスタイロフォームで爬虫類用の温室作りにチャレンジしました。

加工等が面倒で手を出していなかったですが、やってみると思ったより簡単に作る事は出来ました。

ただ工作力の低さで、上手く作成出来ず、隙間だらけの温室にはなりましたが想像以上の効果を発揮してくれて嬉しかったです。

暖突やヒーティングトップ等の器具が5000円程するのに対してスタイロフォームは1500円+送料で済み、費用対効果に優れた商品と言えます。

もし温室作りが難しそうで手を出せないと言う人が居れば、このブログを見て、こんな工作力でも作れると言う事を知って貰えたら嬉しいです。