みかん先生のレオパ講座
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暖突 ヒーティングトップにサーモスタットは必要?不要?【飼育の疑問】

この記事では

暖突やヒーティングトップにサーモスタットって付けた方がいいの?

と言った方に向けて

ヒーティングトップや暖突にサーモスタットは付けるべきかという事についてお話していきたいと思います。

結論

ヒョウモントカゲモドキの冬場に飼育する上でサーモスタットを付ける必要は基本的には無いでしょう。

もし既にサーモスタットを付けている方で、暖突にサーモスタットを取り付けている方は使用を中止した方が良いと思います。

暖突のサーモスタットはNG

暖突を購入時に送付されている取扱説明書を読みましょう。

その欄の中にサーモスタットの使用を中止するよう記載があります。

暖突 取扱説明書該当欄

暖突には本体にサーモスタット機能が搭載されており、一定の温度を超えると自動的に調整されます。

なのでサーモスタットを併用すると故障の原因となります。

今までは上部ヒーターは暖突しか選択肢はありませんでしたが、今はGEXから発売されたヒーティングトップはサーモスタットが利用出来るため、サーモスタットを併用したい場合はそちらを購入すべきでしょう。

なぜサーモスタットで温度調整する必要がないのか?

ヒーティングトップS外箱裏面

ヒーティングトップSの裏面です。こちらの仕様書を確認すると

周辺温度(室温)20度だと想定すると

  • 5cm下を+8度
  • 10cm下を+5度
  • 20cm下を+3度

の温度上昇が期待出来ます。

ヒーターを設置する飼育容器によって違いはありますが、天井に設置して、地上までは10cm以上離れていると想定すると、ヒーティングトップによって期待出来る温度上昇値は5℃±3度程だと考えられます。

併用してパネルヒーターを使用していると、ゲージ内温度はもう少し上がると思いますが、日本の冬場の気温を考えると外気で1℃~5℃ 室温もエアコンなどで暖かくしていなければ、15℃~22℃、ゲージ内の温度も30℃を超える事はほぼ無いと思います。

ヒョウモントカゲモドキの飼育温度は24℃~33℃であると考えるとヒーターを使用しても飼育温度の範囲内に収まると思います。

ヒーティングトップの気温上昇値

容器レプタイルボックス
シェルター左SUDO製シェルター 右SHELTER製シェルター
床材GEX デザートソイル
温度計ビバリア ツインメーターNEO
パネルヒーターGEX レプタイルヒートM 1枚
使用環境
  • 条件1:室温はエアコンで管理して19度に設定
  • 条件2:ウェットシェルターには水を入れてある
  • 条件3:レオパ用に作成した温室内で使用する

ゲージとヒーティングトップの距離

飼育容器の床とヒーティングトップとの距離はおよそ20cm前後です。

これを温室状態にして温度変化が無くなるまで放置し、結果45分ほど温度上昇が続き、温度変化がなくなりました。

  • 左右の飼育容器の温度は26~27度
  • 温室内に設置した温度計は27度(手前ピンク温度計)

室温が19度なので、室温と比較して温室内は7~8度の温度上昇をしています。

床面と温室内は温度に差が無いため床面を直接温める効果はあまりないのかもしれませんね。

この結果から考えると、エアコンなどで、過剰に部屋を温めて無ければ、レオパの生活温度(33度)以上になる事はないと思います。

サーモスタットがなぜ必要と唱える人が居るか

なぜサーモスタットが必要かと言われているのかというと、人によって飼育環境に違いがあるからだと言えるでしょう。

  • 住んでいる場所
  • 住宅の断熱性能
  • 暖房器具の稼働率

これらによって室温に違いが出ます。

  • 飼育容器
  • パネルヒーターの大きさや設置範囲
  • 上部ヒーターの設置場所

これらによっても飼育容器内の温度の上昇幅が変わります。

暖突は特に飼育容器内の天井に設置するタイプのヒーターなので、レオパとの距離が近くなり温まりやすくなります。

なので自身の環境下で判断してサーモスタットが必要かどうか判断する必要が出てきます。

参考までにエアコンの暖房で、室温を25度に設定すると、飼育容器はパネルヒーターと上部ヒーターで33度前後まで上昇しました。

安心を買える

サーモスタットは安心を買うものだと思います。

自分の環境で室温との温度環境がわからない場合は使用するのも良いと思います。

もし温度が上昇しすぎた場合は自動でヒーターを停止して調整してくれるので便利だと思います。

サーモスタットで故障するリスク

爬虫類用ヒーターに限った話ではなく、全ての家電に共通することですが、家電が壊れる一番の原因として多いのが電源のオンオフです。

家電は電源をオンにする際、一番家電にダメージを与えるのです。

サーモスタットの仕樣は設定温度を超えると電源と止めて、設定温度を下回ると再度電源を入れると言った商品です。

それを頻繁に繰り返す事で、ヒーターにダメージが入り、寿命が縮みます。

サーモスタットのオンオフを繰り返した結果ヒーターが壊れ、ゲージ内温度が下がり、それに気付くのが遅れてしまうと言った事体も考えるべきでしょう。

サーモスタットを使用する場合

サーモスタットの故障+ヒーターの故障の両方を心配する必要があります。

ヒョウモントカゲモドキは熱さには耐性があり一時的になら35℃から36℃になっても生活する事は出来ます。

しかし寒さへの耐性は低く、20℃を下回ると休眠や冬眠に入ります。

故障のリスクを考えると、温度を把握してヒーターを常時つけたままにできる状態にしておく事が一番安全では無いかと思います。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

  • 暖突にサーモスタットの使用は公式NG 使用したいならヒーティングトップを使う
  • 私の環境下では飼育適温以上に温度上昇する事はなかった。
  • 住宅環境や暖房などによって室温が変わるため、個々でサーモスタットの使用は考えるべき
  • 家電はオンオフ時にダメージが大きく故障の原因となるためサーモスタットが働かない空間つくりをしよう!

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