みかん先生のレオパ講座
みかん先生講座

第1回【ヒョウモントカゲモドキって?】

みかん先生

第一回の今回はヒョウモントカゲモドキについての基礎知識について解説していこうと思うわ。

ヒョウモントカゲモドキって?

みかん先生

まずはヒョウモントカゲモドキの基礎知識について解説していくわ

ヒョウモントカゲモドキ(別名レオパードゲッコー)

  • 分類:ヤモリ科 トカゲモドキ属
  • 全長:15~25cm程度
  • 体重:60g程度
  • 生息地:パキスタンを中心に周辺のインド、アフガニスタン、ネパール等
  • 生息場所:砂漠に近いが乾燥地
         岩が転がって草が稀らに生えるような土地
  • 活動時間:主に夜~明け方にかけて
  • 生活温度:26℃~32℃
  • 生活湿度:50%~80%
  • 餌:昆虫
  • 寿命:10年~15年
みかん先生

全長や体重は品種や個体差で結構差が出るから一般的なレオパの参考程度に思ってもらえると嬉しいわね

ごましお

パキスタンはどの辺りにある国なんですか?

みかん先生

パキスタンは南アジアにある国よ。世界地図で説明するとこの辺りだわ

パキスタンの場所
みかん先生

パキスタンは日本と比べると一年を通して暖かい気温である事が多いわ

パキスタンの気温
大体3月~7月が暖かい期間で最高気温34度、最低気温が27度を越える日が続く。 
寒い時期12月~2月は最高気温は27度、最低気温は13度前後になる。
それ以外の時期7月~11月でも気温30度前後ある事が多い。

みかん先生

ちょっと画像が用意出来ないのが残念だけど、「パキスタン 荒野」とネットで検索して貰えると、画像が出てくるからどんな場所で生活しているか参考になると思うわ

ヒョウモントカゲモドキの生息地
ヒョウモントカゲモドキはパキスタンの荒野地帯を中心に生息している。
荒野地帯は植物は少なく、乾燥した大地に枯れた植物やゴツゴツした岩が多く転がっているのが特徴

みかん先生

次はヒョウモントカゲモドキはどのような一日を過ごしているかについて解説したいと思うわ

ヒョウモントカゲモドキの生活
ヒョウモントカゲモドキはげっ歯類や鳥類など、外敵が多いため、それらが活動している昼間はほとんど活動は行いません。エネルギーの消費を抑える事、外敵から身を守る目的で、巣穴となる岩陰や枯草の中で身を隠しジッーっとしている事が多いです。
大体夕暮れ時の17時~18時頃から活動を開始し、餌を探して巣穴から出ます。特に目的がない場合は夜間も巣穴から出ない事もあるようです。

みかん先生

ヒョウモントカゲモドキは夜行性だから夜に獲物を求めて出歩くわ。明るい昼はに巣穴に隠れて生活しているの。

みかん先生

トカゲは食物連鎖でも下の方に位置するから捕食者が多いわ。夜でも昼と比べれば捕食者が少ないだけで、動き回るには常にリスクがあるわね。

トカゲ・・・?ヤモリ・・・?

ごましお

ヒョウモントカゲモドキって、ヤモリ科に属するって言ってたけど、僕はヤモリなの?

みかん先生

ヤモリとも言えるしトカゲとも言えるわね。詳しく説明していくわ

ヒョウモントカゲモドキの分類の難しさ

ヤモリ科に属するヤモリ種の多くは手足に趾下薄板(しかはくばん)と呼ばれる器官が備わっているおかげで壁に張り付き、登る事が出来るが、ヒョウモントカゲモドキには趾下薄板ではなく、トカゲ種と同じように爪が備わっているため、壁を登る事が出来ない。

なのでトカゲなのか?と言われると、トカゲは昼行性(昼に活動する)者が多いのに対して、ヒョウモントカゲモドキはヤモリと同じ夜行性の生き物です。

更に言えばヤモリには目に目蓋が存在しないため瞬きが出来ないが、ヒョウモントカゲモドキやトカゲには目蓋が存在するため瞬きする事が出来る。

生物名活動時間手足の特徴目の特徴
トカゲの特徴昼行性爪があるまぶたがある
ヤモリの特徴夜行性趾下薄板があるまぶたがない
ヒョウモントカゲモドキ夜行性爪があるまぶたがある
トカゲとヤモリ
ヒョウモントカゲモドキの特徴まとめ
みかん先生

下の画像見てもらうと分かるけど、トカゲ科は蛇に近いため身体は鱗に覆われている種が多いわ。

ヒョウモントカゲモドキには鱗が無いわ。

ニホントカゲ(トカゲ科)
ヒョウモントカゲモドキ(みかん)
みかん先生

見た目はヤモリなんだけど、特徴はトカゲに近いのよ。
だからヤモリでありトカゲでもあると言う事ね。

ごましお

なるほどね!

ヒョウモントカゲモドキの品種

ごましお

ぼくと先生じゃ、全然色も模様も違うけど、同じヒョウモントカゲモドキなんですか?

みかん先生

ヒョウモントカゲモドキと言ってもその中に様々な模様(品種)が居るの、例えば私はタンジェリンって言う品種で、ごましおちゃんの場合はスーパーマックスノーって言う品種になるわね。

ごましお

スーパーマックスノー…なんかカッコいいですね!

みかん先生

他にも複合品種を合わせたら数えられないぐらい居るから、今日は有名な品種だけ説明するね。

1.原生種

原生種は野生化の元々の模様、黒いヒョウ柄と茶色系の身体が特徴的

ヒョウモントカゲモドキ
原生種 提供pixabay

2.ハイイエロー

ヒョウモントカゲモドキの繁殖品種、
原生種から黄色が強い個体同士をかけ合わせ、黄色い身体となる。
黄色の身体にヒョウ柄が特徴

ヒョウモントカゲモドキ
ハイイエロー

3.タンジェリン
オレンジ色の身体が特徴、ヒョウ柄は消失している。

ヒョウモントカゲモドキ
タンジェリン

4.スーパーマックスノー

マックスノー同士をかけ合わせて出来るスーパー個体
白色の身体にヒョウ柄と真っ黒な目が特徴
見た目の可愛さからヒョウモントカゲモドキの品種の中でも人気が高い

ヒョウモントカゲモドキ
スーパーマックスノー
(ごましお)
みかん先生

今紹介した品種以外にも様々な色や模様のヒョウモントカゲモドキが居るの

ごましお

同じヒョウモントカゲモドキなのに全然見た目が違うんですね!

まとめ

みかん先生

第一回はここまでです
今日の所で覚えていってほしい事は以下の通りよ

  • ヒョウモントカゲモドキの生活温度26~32℃
  • ヒョウモントカゲモドキの生活湿度50~80% 
  • ヒョウモントカゲモドキは夜行性
  • トカゲでもヤモリでも無いハイブリット
  • 様々な模様と色の品種が存在する。
みかん先生

この辺りは覚えておくとオパを飼育する上できっと
役に立つと思うわ
少しでも皆さんの参考になれば嬉しいわ

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