こんにちはfhsnsqzです。今回の記事では
ヒョウモントカゲモドキの身体を確認したら、脇下に膨らみが出来ているけどなんだろう?
レオパの脇の出来た膨らみは病気じゃない?大丈夫?
このような疑問について解説していきたいと思います。
レオパの脇に出来る膨らみは【脇ぷに】
レオパの脇に出来る膨らみは、通称【脇ぷに】と呼ばれている物です
病気ではありませんので、過度に心配する必要はないでしょう。
多くのレオパで一時的に脇ぷにができ、時間経過とともに改善する事が多いです。
脇ぷにの原因と役割
脇ぷにの原因と役割は詳しく判明していません。
一部飼育者の間では
- 食べすぎ、栄養過多による肥満が原因
- 食事管理を見直す事で改善する
と言うのが通説となっています。
食べすぎ、栄養過多による肥満が原因
レオパは食事を食べすぎて、消化しきれない栄養は通常尻尾に蓄えられます。
しかし、限度を超えて尻尾に栄養が蓄えられない状況になった時、予備的に脇下に脂肪が蓄えられます。
それによって脇下に膨らみが出来て、脇ぷにとして現れると言った説です。
食事を見直す事で改善する
上記で脇ぷには脂肪であるという説を元にすると、改善案としては食事を見直すのが正しいでしょう。
食事摂取量や頻度を減らし、ダイエットを行う事で、脇ぷには改善する事が出来るでしょう。
実際、上記のやり方で、多くのレオパの脇ぷにが改善される事が多く、この説は一番有力であると言えます。
しかし、明らかに肥満傾向のあるレオパで脇ぷにが出来ない個体や、標準サイズのレオパでも脇ぷにが出来る個体も一定数存在します。
そのため、脇ぷにを肥満の指標にするのはやめておいた方が良いでしょう。
成長段階による脇ぷにの出来やすさ
成長段階がベビー~セミアダルト(生後1年前後まで)までは、餌を与える回数や量が多いため、脇ぷにができやすい時期です。
しかし、成長に多くのカロリーを使用するため、脇ぷにが出来た状態でも、自然と改善していく事がほとんどでしょう。
しかし生体となるアダルト期(1年半以降)は脇ぷにが出来ると、成長が止まっているため、カロリー消費が低く、食事管理を行わないと、脇ぷには改善されません。
もしアダルト個体の脇ぷにを改善しておきたいと思うなら食事管理を行いましょう。
脇ぷにを放っておくとどうなるのか?
現状、脇ぷに自体は放っておいても特に問題はありません。
時間経過とともに改善する事が多いためです。
脇ぷにが出来る子の中でも、身体に肥満傾向のある個体には注意が必要でしょう。
飼育下のレオパは活動域(飼育容器)も狭く、カロリーの消費が少ないため餌の与えすぎると、肥満になります。
脂肪肝など、肥満が一因となる病気に繋がりますので、肥満は改善してあげた方が良いでしょう。
肥満の目安
レオパの肥満目安として、首周りと尻尾の太さを比較して確認します。
♂個体は首周りが太いため、首と尻尾が同じぐらいの太さが標準サイズです。首よりも太い場合は肥満傾向だと言えるでしょう。
一方で♀個体は首周りが細いです。なので、首と尻尾が同じか少し太いぐらいが標準サイズで、太い場合は肥満傾向と言えます。【繁殖期除く】
肥満の改善方法
ここでは改善の必要が高いアダルト個体について解説していきたいと思います。
ヒョウモントカゲモドキのアダルト個体(生後1年半以降)
- 毎日の餌を必要としない
- 成長が止まり消費カロリーが少ない
- 餌があれば、お腹いっぱいになるまで食べ続ける
飼育者よって意見は分かれますが、概ねアダルト個体の餌の頻度は週に1回~3回になります
なので案としては
- 週に1回、レオパがお腹いっぱいになるまで餌を与える
- 週に2~3回、餌の個数を決めて餌を与える
の2択になると思います。
私は①の案週に1回の案を採用しています。
餌を食べるのを見る機会を増やしたい場合は2の案を採用しても問題ないと思います。
人工餌を使ってダイエット
餌用の昆虫のカロリーは、その昆虫の種類や昆虫与えている餌、昆虫が太っているかでカロリーが変わります。
そこでレオパの人工餌を使用してみましょう
乾燥餌タイプの人工餌は1個のサイズが統一されているため、個数を合わせれば、毎回同じようなカロリー摂取量になるように調整する事が出来ます。
昆虫と比べると、カロリー摂取量を均一にしやすく、ダイエットにはオススメだと言えるでしょう。
ただ、人工餌はレオパの中で好き嫌いが別れ、食べない個体も居るので、まずは少量タイプの物を買って試すのが良いでしょう。
まとめ
今回のまとめです。
- 脇ぷにの原因、役割は詳しくは分かっていない
- 脇ぷには餌の食べすぎによって出来るという説のが有力
- 脇ぷには放置しても問題はない
- 肥満は様々な病気に繫がるので改善したほうが良い
- 食事管理を行う場合はサイズが統一されている人工餌がやりやすい
今回は以上です。この記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。