みかん先生のレオパ講座
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ヒョウモントカゲモドキに温度計は必要なのか?【飼育の疑問】

こんにちはfhsnsqzです。今回はヒョウモントカゲモドキを飼育する上で、なぜ温度計が必要になるのかと言うことを解説していきたいと思います。

温度計はなぜ必要なのか?

ヒョウモントカゲモドキは人間と違い、自分で体温調節が出来ない生き物(変温動物)です。

変温動物は自分の体温を周りの環境に手助けしてもらい、体温を上げたい場合は、温かい場所に移動する、体温を下げたい場合は寒い場所に移動し、自分の体温を調整しています。

自然界であれば、広い場所で、自分の求める温度の場所を探し、移動すれば良いのですが、飼育されたヒョウモントカゲモドキは限られた狭いゲージ内で体温調整をする必要があるため、ゲージ内をヒョウモントカゲモドキにとって過ごしやすい適温に保っておく必要があります。

ゲージ内温度が適温に保たれているか、視認出来るようにするために温度計を設置することが必要不可欠なのです。

温度計の設置場所

温度計を設置する箇所は、ゲージ内の基本温度を確認する必要があるため、出来るだけ平均値が測定出来る場所に設置する必要があります。

例えばパネルヒーターなどの熱源に近い場所に設置すると、ゲージ内の平均よりも高い値が測定されてしまいますし、逆に水入れや、ウェットシェルターの近くに設置してしまうと、ゲージ内の平均よりも低い値が測定されてしまう事になります。

そうならないために、両者の設置場所からできる限り離れた場所に設置する必要があるのです。

ヒョウモントカゲモドキは地上を歩く生き物ですので、ゲージ内の上部に温度計を設置するよりも、ゲージ内下部に設置する方が、よりヒョウモントカゲモドキの生活している温度が把握出来るため、オススメです。

温度計の選び方

温度計には湿度計がセットの物と、温度計単品の物がありますが、爬虫類を飼育する上では、湿度管理も重要であるため、基本的には湿度計がセットで測定出来るものを購入しましょう。

アナログタイプ

アナログタイプは温度を針で指して表示されるタイプの温度計です。

アナログがデジタルと比べて優れている点は、電池を使用していないため、電池が切れる心配がなく、交換が不要だと言うことでしょう。

逆に針で指して表示するタイプのため、温度計が小さいと、今が何度なのか目視がしにくいため、大きめのタイプの物を選んだほうが良いでしょう。

デジタルタイプ

デジタルタイプの温度計はデジタル盤に数字が表示されるタイプの温度計です。

デジタルはアナログと比べると、視認性が良く、ひと目で把握出来るためアナログよりも小さなタイプの温度計でも確認しやすいため、ゲージ内に設置しても場所を取りません。

デジタルは表示をするために、電池を使用しており、電池切れが起こると、表示できなくなるため、予備の電池も購入しておいたほうが良いでしょう。

またデジタルは様々なタイプがあり、下記の物のような測定器だけをゲージ内に設置し、デジタル盤をゲージ外に置けるようなタイプもあるため、ゲージ内をレイアウトする上で、温度計が邪魔に感じるような方にはオススメです。

デジタルタイプの場合は故障の場合、ひと目で把握出来る事がメリットとなります。

性能面では、両者とも同じ値段帯の物であれば大きく変わりませんので、自分のゲージ内のレイアウトに合う物を購入すれば良いでしょう。

まとめ

ヒョウモントカゲモドキは周りの環境の力を借りて体温調整をする生き物であるため、飼育ゲージ内の温度を確認出来るようにするための温度計の設置は必要不可欠です。

自分の飼育環境に合わせて、アナログ、デジタルタイプの温湿度計を購入しましょう!