こんにちはfhsnsqzです。
今日はレプタイルボックスに爬虫類用のヒーティングトップを使用する場合、何cmに置くと良いのか?を検証していきたいと思います。
ヒーティングトップの使用方法
ヒーティングトップの公式サイトでは検証方法は天井部が金網(グラステラリウム3030)の場合で検証しています。
なので、レプタイルボックスの場合は天井部はアクリル蓋となるため、その際の距離による温度の変化を検証していきたいと思います。
検証環境
今回使用する検証環境はこちらです。
スタイロフォームにて囲い温室下の中に設置したレプタイルボックスで検証を行います。
↓中身はこんな感じ
飼育ゲージ | レプタイルボックス |
シェルター | 左SUDO製シェルター 右SHELTER製シェルター |
床材 | GEX デザートソイル |
温度計 | ビバリア ツインメーターNEO |
パネルヒーター | GEX レプタイルヒート |
今回は左のレプタイルボックスにヒーティングトップを天井蓋を付けた状態使用し、右は何もしない状態で変化も確認していきます。
普段は↓のような状態で運用しています。
ヒーティングトップは真ん中に置いた状態で、脚付きの金網に装着して浮かせています。
室温(手前の温度計)は18℃~19℃辺りで、温室内の温度は24~5℃、ゲージ内温度は25℃になっています。
この状態で使用していると、温室内を温めるためのヒーティングトップという使い方になっており、ゲージを特化して温められていません。
検証① 床から19cm~20cmの場合
金網を精一杯伸ばした状態での測定となります。室温は18℃です。
結果
結果としては普段使用している状態と変わらず、25℃でした。
ヒーティングトップとレプタイルボックスの天井との距離がある程度あると、アクリル蓋に熱気が邪魔をされ、ヒーティングトップの効果がないのかもしれません。
検証②床から16cmの場合
レプタイルボックスの場合、直付けを行う場合を除くとこの距離が限界かもしれません。
結果
結果は29℃で通常時よりも+4℃でした。ヒーティングトップの熱気をゲージ内まで届けるためには、天井に近づけないと意味がないのかもしれません。
ちなみにこの状態での変化を確認しましたが、右のゲージは初期の頃からゲージ内温度の変化はありません。
検証③床から22cmの場所
今度は金網を更に底上げした状態で高さ22cmの状態で測定してみます。これで検証①と温度は変わらないのかを検証します。
結果
結果は25℃と温室内の温度と同じ状態で、検証1とほぼ変わりませんでした。
結論
結論としてレプタイルボックスにヒーティングトップを使用する場合は、天井部にほぼ直付けにしないとゲージ内に温度を届ける事が出来ませんでした。
ヒーティングトップを天井に直付けにする事で、熱気を届けられ、ゲージ内温度を4℃アップさせると言う結果となりました。
ヒーティングトップは暖突と比べると本体が強い熱を持つため、レプタイルボックスのようなアクリル蓋に直で置いてしまうと、蓋が溶けてしまう恐れがあります。(公式は天井が金網の場合のみ直置きを推奨している)
そのため何かしらの方法でヒーティングトップと天井の間に少しだけ空間を開けた方が良いと思われます。
今回の方法で使用した金網はこちらです。