こんにちはfhsnsqzです。今回はヒョウモントカゲモドキの飼育に紫外線ライトを用意する必要があるのか?と言う事を解説していきたいと思います。
紫外線ライトは必要なのか?
結論を言ってしまうと用意出来るなら紫外線ライトはあった方が良いでしょう。
しかし無理に用意しなくてもこちらが気をつけていれば問題はありません。
それでは、何に気をつければ良いのかと言う事について解説していきます。
夜行性のヒョウモントカゲモドキと紫外線
紫外線ライトを不要とする人達の中の言い分として、ヒョウモントカゲモドキは夜行性=夜に行動するのだから、太陽に浴びない=紫外線に浴びていない。だから、紫外線は不要だと思っているようです。
しかし、ヒョウモントカゲモドキの活動時間について調べると、活動時間は日が落ちそうになった夕方頃~明け方にかけて岩陰から出て活動するそうです。
つまり夜行性のヒョウモントカゲモドキも夕日や朝日を浴びる時間帯があると言うことです。
夜行性の生き物は昼行性の生き物と違い、紫外線に浴びた際に作る事が出来るビタミンDの量が多いです。
効率的に作れるからこそ、朝日、夕日などで数時間浴びるだけでも、十分な量のビタミンDを生成する事が出来ます。
それに夜行性の生き物は紫外線を浴びる量が少ないため、元々ビタミンDが少なくても生活する事が出来るのです。
別に太陽に浴びるだけが紫外線を浴びる方法ではない
紫外線を浴びる方法として有名なのが太陽を浴びるですが、実は夜に出ている月からも、太陽と比べると少ないながらも紫外線を照射しています。
なので野生化ヒョウモントカゲモドキも夕方~夜間に行動していても、紫外線をしっかり浴びてビタミンDを生成しているわけですね。
飼育下のヒョウモントカゲモドキの紫外線不足問題
野生化のヒョウモントカゲモドキは外を自由に行動出来るからこそ、紫外線を浴びてビタミンDを生成する事が出来ます。
しかし飼育下のヒョウモントカゲモドキはどうでしょうか?行動範囲はゲージの中だけで、ゲージの設置場所によりますが、ほとんどは室内で飼育されているので、太陽や月に浴びる機会は少ないと思います。
その状態で餌も昆虫メインで餌からビタミンD3摂取できない続くと、ビタミンDが不足し、骨の形成に関する病気(くる病)を発症してしまう事があるので、注意が必要になってきますね。
方法①サプリからビタミンDを取る
しかし飼育下のヒョウモントカゲモドキは野生化のヒョウモントカゲモドキとは違った方法でビタミンDを得る事が出来ます。
それはサプリメントです。
飼育者が餌にビタミンDのサプリメントをふりかける事や、ビタミンDが配合された人工フードを与える事で、ヒョウモントカゲモドキはビタミンDを得る事が出来るのです。
ビタミンDは脂溶性ビタミンに分類されるため、過剰摂取の問題が出る事があります。使用頻度としては3回の餌に1回程度で良いでしょう
人工フードの場合はほとんどの商品にビタミンD3が配合されているのでそのまま摂取させて問題ないです。
方法②太陽に浴びる時間を作る
室内をお散歩させる際、ゲージを窓際に移動させる等して、太陽に浴びる機会を与えてあげる事で、紫外線をえる事が出来ます。
こちらはコストがかからず、時間がある時にしてあげるだけで、ビタミンDが不足する可能性が少なくなりますね。
方法③紫外線ライトを導入する
餌からの摂取だけでは心配という飼育者の方は紫外線ライトを導入しましょう。
ヒョウモントカゲモドキは元々そこまで紫外線量は必要ではないため少ない時間でも照射してあげるだけで、ビタミンDは十分生成されます。
紫外線ライトの出す紫外線量は半年程で少なくなっていくので、定期的に交換が必要になります。
まとめ
ヒョウモントカゲモドキがビタミンDが不足し、くる病になってしまうのは、飼育者の責任にある事が多いです。
ヒョウモントカゲモドキの成長期は特に栄養について気をつけないといけません。
しかし、飼育者がきちんとビタミンDの重要性を理解し、紫外線を浴びる機会を作り、ビタミンD摂取させてあげる事で、予防出来るため、しっかりと意識しておく事が大事です。
- 夜行性のヒョウモントカゲモドキは少ない紫外線量でもビタミンD3を効率的に生成できる
- 飼育下のレオパは室内で過ごすため太陽に浴びる機会がほとんどない
- 機会が作れるなら、太陽に浴びる機会を作ってあげる。
- ビタミンDサプリや人工餌を使い、食事からビタミンDの摂取する
- 心配であれば紫外線ライトを導入し安心しましょう。