こんにちは皆さん、今回のレオパ講座では初心者飼い主に向けたレオパをショップからお迎えする時の事を解説して行きたいと思うわ
ヒョウモントカゲモドキをお迎えする場所
レオパをお迎えしたいと思った時、以下の場所でお迎えすることが出来るわ。
ヒョウモントカゲモドキをお迎えする場所
- ホームセンター等のペットショップ
- 個人店ペットショップ
- 爬虫類イベント【即売会】
結構いろいろな場所があるんですね。
どう違うんですか?
・ホームセンター等のペットショップ
ホームセンターの中に併設されているペットショップ、どちらかと言うと人気の犬猫や小動物・アクアリウムに力を入れている場合が多く、店の方針によるが爬虫類の種類が少ないお店が多い。
また店員さんもシフトによりコロコロ変わる事が多く、その生き物を毎日見てないから様子が分かっていなかったり、そもそも爬虫類に関する知識が少ない店員も居る。
・個人店のペットショップ
個人で経営されている小さなお店、中には爬虫類専門のお店もあり、爬虫類特化のお店はレオパの種類も豊富で選ぶ事が可能。
個人店の場合、レオパの飼育はほとんど店を経営している人が関わっている場合が多く、日々の様子等教えてくれたり、相談もしやすい場合が多い。
・爬虫類イベント【即売会】
日程と場所を決めて開催されている爬虫類の即売会イベント、複数店舗が出店しているためとにかく様々な種類のレオパが選べ、イベント価格と言われる店では考えられないような低価格で販売されている事がある。
3種類の違いは値段・種類・店員さんの知識の差だと思うわ
こう見ると爬虫類の即売会イベントが一番良さそうですね!
毎日行われてるわけではないけど、もし時期が
合うなら即売会でお迎えするのが一番良い良いと思うわ
でも開催時期に合わせるのは難しいと思うから、初心者は個人経営の爬虫類専門店で飼育方法を確認しながら購入するのが一番いいと思うわね 結構親身になって教えてくれるわ
レオパの品種を選ぶ
次はレオパの選び方ね。色や模様は好みで選んでもらって良いわ。ショップでこれだと思ったものをお迎えしてね
でもレモンフロストだけは選ばない方が無難だわ
レモンフロスト?綺麗な模様の子ですよね。
なんでダメなんですか?
レモンフロストの子は先天的に癌になりやすい子が多いわ。
病院通院が必要になる可能性が高いし、初心者にはあまりオススメ出来ないの
レモンフロスト腫瘍
レモンフロストを遺伝として持つ固有病
身体に癌ができる遺伝性の病が発症する確率が高い(生涯発症率9割以上とも言われている)
最初は皮膚に発症することが多い、発症すると臓器へ転移し、最終的に死に至る
他にはエニグマやW&Y(ホワイトアンドイエロー)が遺伝として入っている子は精神障害の発症リスクがあるわ。
特にエニグマの場合は購入時に症状がなくても時が経つと発症する場合があるから、ある程度の覚悟をして飼育する事をきめてほしいわね。
エニグマシンドローム
エニグマを遺伝として持つ子の神経障害
成長や、ストレスを起因として発症する。
捕食時などに首をおかしな方向に曲げたり身体を回転させる症状が目立つ。
生涯を通してこの病気を発症しない子も居るが、発症すると治療は不可能で付き合っていく必要がある。
W&Yシンドローム
W&Yを遺伝として持つ子の神経障害
先天的な障害として発症
症状は頭を振って倒れそうになる、バランス感覚を一時的に失う。
現在症状が出ていなければ後天的に発症することはほぼ無い
レオパの個体を選ぶ
気になる子は居たかしら?居たら次は身体の様子を確認してあげてね。
レオパの身体で確認すべき場所
- 身体や尻尾の太さ
- 手足
- 目
①身体や尻尾の太さ
ヒョウモントカゲモドキは尻尾に栄養を溜める習性がある。
尻尾が太い=餌を食べて吸収している指標になる。尻尾の太さの目安はヒョウモントカゲモドキの首の太さと同じ、もしくは少し太く、尻尾に丸みがある状態が理想。
細すぎる場合は拒食をしていたり、栄養がちゃんと吸収出来ていない個体の場合がある。
②手足
ヒョウモントカゲモドキは定期的に脱皮を行うが、脱皮を行う際、脱皮殻の一部が身体にそのまま残ってしまう場合がある。これを脱皮不全と呼ぶ。
脱皮不全は手足の爪先で起きる事が多く、脱皮不全を放置しておくと、脱皮殻が固まり、爪を圧迫し血流が阻害され、爪が壊死してしまう。壊死によって爪先が欠損している個体が見られる。
③目
目は見えているかの確認は難しいので、ちゃんと開眼出来るか(光などに弱くないか)、目やに等が出ていないか確認できれば良い
基本的には店員の方が先に気付いて注意書きされてる事が多いけどたまに見逃している事があるから購入する際には確認しておいた方が良いと思うわ
他はどういった所に注意すればいいの?
後は店員の方に飼育環境、餌の種類や頻度、拒食経験の有無を確認した方が良いわね。
店舗によっては餌を食べる姿を見せてくれたり、
ハンドリングさせて貰えるから確認すると良いわ。
飼育温度・湿度 = お迎え時に同じ環境を作る事で温湿度の変化によるショックやストレスをかけないため
餌の種類 = 同じ餌を用意する事で食べる確率を上げる。拒食を予防する。
拒食経験の有無 = 履歴が確認出来るとお迎え時も拒食する可能性を把握出来る。拒食しても焦らずに済む。
給餌行為 = 捕食時に起きやすい神経障害の有無が確認する事が出来る
ハンドリング = 人への慣れ具合の判断や個体の性格や気性を判断しやすい
お迎え後の注意点
気に入った子をお迎えした時の注意点を書いていくわね
①購入後はなるべく早く、寄り道せずに帰宅する
購入後はヒョウモントカゲモドキをプラスチックの容器やダンボールの小箱に入れた状態で渡される事が多い。
寒い時期はカイロ等も付いてくるが、この容器では外気の影響を受けやすく容器内の温度の変化が激しい。自分で体温調節が出来ないヒョウモントカゲモドキにはストレスになるため、なるべく早く帰宅し飼育ゲージ内に入れる事が好ましい。
②飼育ゲージの環境に慣れるまでは過度な観察を控える
新しい飼育ゲージ、シェルター、床材、温度も湿度も違う環境に来たら誰だって警戒してしまいます。そんな警戒時に謎の生き物(飼い主)からジロジロ見られたら、誰だってストレスがかかるでしょう。せめて購入後当日だけでも、過度の観察は控えて、静かにヒョウモントカゲモドキが環境に慣れるように放置しておいてあげましょう。
③餌も慣れるまでは控える
新しい環境になれるまでは給餌の必要はありません。警戒している時に無理に食事を与えると吐き戻してしまったり、拒食したりしてしまう恐れがあるためです。
ヒョウモントカゲモドキは毎日の食事を必要とせず、尻尾の栄養を使用して生活する事が可能です。尻尾が細い個体で無ければ水分があれば生きていけるため、水入れに水だけ入れて2日程度様子を見てあげてください。
まとめ
今回の講座では以下の事を覚えて貰えると良いと思うわ
- 初心者がお迎えに行くならオススメは爬虫類の専門店
- 特定の品種のお迎えは注意が必要
- 個体の身体の確認や店員に確認して、納得した個体を購入する
- 購入後はすぐ帰宅、ケースに入れたらしばらく遠くから見守る
今回も最後まで見てくれてありがとう
少しでも皆の参考になれれば嬉しいわ
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