こんにちはfhsnsqzです。
ヒョウモントカゲモドキの身体の様子を確認した時に少し手足や尻尾の裏が赤いような気がする時がありましたか?
今回はその症状に対して考えられる事について解説していきたいと思います。
皮膚の赤みは低温火傷の可能性
ヒョウモントカゲモドキの手のひらの部分や、お腹や尻尾の裏が、以前と比べて濃いピンク~赤っぽくなっているようであれば、低温火傷の可能性があります。
まだピンク色になっているだけなら軽度の低温火傷の状態である可能性が高いため、ゲージ内の飼育環境を改善し、低温火傷の原因となっている物を取り除いた方が良いでしょう。
赤黒くなっている場合は低温火傷が重度まで進行しているの可能性が高いため、動物病院を受診される事をオススメします。
低温火傷の原因
低温火傷の原因はパネルヒーターの熱によるものがほとんどです。
ヒョウモントカゲモドキがパネルヒーターの上で長期間動かずに居ることで、皮膚がやけどし、発赤している状態が低温火傷です。
適正な飼育環境ではほとんど発症する事はありませんが、床材がペットシーツなどの薄いものを敷いていたり、ゲージ内全体の床にパネルヒーターを敷いている場合に熱くても逃げ場がないため、低温やけどになってしまう場合があります。
他にはシェルターの下にパネルヒーターを敷いてしまっている場合です。ヒョウモントカゲモドキはほとんどの時間をシェルター内で過ごすため、パネルヒーターの熱が長期間伝わり続けることで低温火傷になってしまう個体が居ます。
対策
対策①床材を厚めに敷く
床材を厚めに敷く事です。ペットシーツなら2枚重ねて敷く、土や砂の床材なら、いつもより厚く敷く事です。床材を厚く敷くことで、パネルヒーターの熱の伝わりを緩やかにでき、低温火傷になる事を防げます。
対策②パネルヒーターは床面の全面→一部に
ゲージ内床面全体にパネルヒーターを使用とヒョウモントカゲモドキが熱さを感じても冷たい所に逃げられません。なので1/2~1/3程度の床面を温められるように、パネルヒーターの位置を調整しましょう。そうする事でヒョウモントカゲモドキが自分で体温を調整するために逃げるため、低温火傷を予防できます。
対策③シェルターの下にパネルヒーターを敷かない
ヒョウモントカゲモドキは基本的に外敵を恐れてシェルター内に隠れて過ごす時間が多い生き物です。シェルター下にパネルヒーターを敷くと、少しの熱さを感じても我慢して隠れている個体の方が多く、結果的に低温火傷につながってしまいます。なのでパネルヒーターは出来るだけシェルター外の床面に設置するのが良いでしょう。
どうしてもシェルター内まで温めたいのであれば、シェルターをゲージ内に2つ用意して、温かいシェルター、冷たいシェルターと用意してあげましょう。そうしてあげる事で本人の気分によって移動出来ます。
対策④温度調整できるパネルヒーターを購入する
通常のパネルヒーターの多くは厚めの床材で使用される事を想定し基本設定が45℃で稼働しています。
もしも利便性の面から床材はペットシーツを使用したいと考えているのであれば、温度調整が出来るパネルヒーターを購入しましょう。
温度調整が出来るパネルヒーターであれば25℃~45℃までダイヤルで設定できるため、自分が使用している環境に合わせて温度が調整出来るためオススメです。
その他 品種によっては元々赤みがある
スーパーマックスノー等のお腹側が白色の品種は元々腹側が白~薄いピンク色ですので、元々そんな色だった事に気付いていない場合もあります。
元々の色と低温火傷を見極める方法としては、手足の先と尻尾の色を見ることです。
ヒョウモントカゲモドキは通常立っている際にお腹と頭を浮かせて、手足と尻尾が床に付いた状態である事が多いです。
なので必然的に低温火傷であれば床に接地している時間が長い部位の色が変化しますので、お腹や頭部の色と比べて、手足先、尻尾が極端に色が違う場合は、低温火傷、そうでないのであれば元々そんな色であると判別が付きます。
まとめ
今回は低温火傷の事について記事にしました。
低温火傷は床材の種類や厚さ、パネルヒーターの接地面が広すぎることなどが原因で発症してしまう病気です。
飼い主がしっかり管理して、環境を整える事で、その確率はかなり抑えられます。もし心配であれば一度ゲージ内の環境を見直して整えてみましょう!