こんにちは皆さん。今回の講座は温度計がなぜ必要なのか
ということについて解説したいと思うわ
よろしくおねがいします
温度計を設置する意味
ゲージ内に温度計を設置する意味、それはゲージ内の温度をレオパの生活適正温度に維持出来ているか確認するために必要よ
ごましおちゃん、私たちヒョウモントカゲモドキの生活適正温度は何度ぐらいだったかしら?
えーと、26度ぐらい?
そうね。大体26度~32度が適温だと言われているわ。
これはヒョウモントカゲモドキの生息地域パキスタンの気温がこれぐらいで推移しているから、これぐらいの温度が適正であると言われる事が多いわ。
でも飼い主さんが飼育している場所は日本であり、パキスタンとは気温も違えば、飼育ゲージ内は様々な要因によって飼育温度が日々変化しているわ
温度に関与する要因
- 飼育している部屋の室温
- パネルヒーターや暖突等のヒーター
- 水入れやウェットシェルターに入れている水分
・飼育している部屋の室温
部屋の室温は外気温を基礎に、家の気密性、断熱性、空調使用によって温度に影響する。
・パネルヒーターや暖突等のヒーター類
爬虫類飼育用品のパネルヒーターや暖突を使用するとそのヒーターの性能や設置場所により温度に影響する。
・水入れやウェットシェルターに入れている水分
シェルターや水入れにいれている水分は、蒸発する際に起きる気化熱により温度に影響する。
こういう状況でゲージ内の室温は把握しにくくなっているから温度計で温度を視覚化する必要があるわけね
温度が管理出来ていないとどうなるのか
みかん先生
もし温度を把握せずに誤った温度で飼育を続けるとヒョウモントカゲモドキに下記のような体調の変化が起きるわ
誤った温度での飼育
- 餌食いが悪くなったり拒食になる
- 同じ場所でグッタリしている等の体調不良の症状が出る
- 動きが鈍くなる
- 代謝が悪くなり餌が消化できなくなる
- 冬眠する
特に、ヒョウモントカゲモドキは15度を下回ると冬眠してしまって体力をかなり使って寿命が短くなってしまったり、最悪冬眠に失敗すると死に至る事もあるから注意してほしいわね
デジタル温度計とアナログ温度計
温度計ってデジタルとアナログがあるけどどっちを使えばいいの?
昔は安物のデジタル温度計は誤差が多くて使いにくかったけど、現在では安い物でも精度が高くなってるから、アナログでもデジタルでもデザインが好み方を使えばいいと思うわ
アナログ温度計
特徴
・電池切れの心配がない
・壊れにくいが壊れた場合の把握が難しい
・値段に対しての性能は高い
デジタル温度計
特徴
・デジタルで数値を表示するので、温度がひと目で分かる
・電池を使用しているため電池切れの心配がある
・値段に対しての性能は低い
上記のような湿度計がセットになったタイプがオススメよ
デジタルはアナログと比べると同額の商品で温度精度にムラが高いように感じるわ。
デジタルをする場合、電池で動いている物が多いから、あらかじめどの種類の電池を使用しているか調べて、予備の電池を用意しておく事をオススメするわ。
温度計を設置する場所
温度計を設置する場所はゲージ内の温度を知りたい訳だから、パネルヒーターから離れた何もない場所に設置すればいいと思うわ
飼育ゲージに高さのあるような物であれば、熱は上に上がる習性があるから、レオパが生活する地上付近に温度計を設置すると正しい温度が測れると思うわ。
場所に毎の温度の違いをある程度把握しておく
温度計は基本的にパネルヒーターなど熱源の影響を受けにくい場所に設置する事が多いわ。
例えばパネルヒーター上は+3~5度
水を入れたウェットシェルターは-2~3度低い状態になっているわ。
と言う事は温度計が30℃だった時にパネルヒーター上は35℃の可能性があるし、26℃だった時にシェルター内は23℃になっていると言う事よ。
特にシェルターはヒョウモントカゲモドキが隠れる場所で、居心地が悪くても、長時間居ることがあるから、シェルター内温度には気をつけてほしいわね
まとめ
以上で今回の講座は終了するわ。今回のまとめは
- ゲージ内がヒョウモントカゲモドキの生活しやすい温度になっているか
把握するために温度計が必要 - ゲージ内の温度は様々な要因で変化するため、温度計なしに把握するのは難しい
- 温度計にはアナログ時計・デジタル計があり、どちらもメリットとデメリットがある。
- 温度計はゲージ内の温度変化の影響が少ない場所に設置する
- シェルター内の温度に注意