みかん先生のレオパ講座
レオパ

レオパの飼育書レビュー 「ヒョウモントカゲモドキと暮らす本」 

こんにちはfhsnsqzです。 今回はヒョウモントカゲモドキの飼育指南書である『ヒョウモントカゲモドキと暮らす本』紹介と感想を書いていきたいと思います。

本の紹介

表紙

名称:ヒョウモントカゲモドキと暮らす本

著者/編集:  大美賀隆/寺尾佳之

ページ数:117P

発売日:2015年9月30日

本の内容

6P~ ヒョウモントカゲモドキのプロフィール

ヒョウモントカゲモドキの生態や身体の作り、成長による模様の変化について紹介されている。

16P~ ヒョウモントカゲモドキと暮らす方法

ヒョウモントカゲモドキの入手方法や購入時に注意する点が記載されている。

24P~ ヒョウモントカゲモドキと暮らす方法【飼育編】

ヒョウモントカゲモドキの飼育方法や飼育用品の紹介が記載されている。

60P~ ヒョウモントカゲモドキの殖やし方

ヒョウモントカゲモドキの繁殖の手順について記載れています。

68P~ ヒョウモントカゲモドキ図鑑

ヒョウモントカゲモドキのモルフ【品種】についての紹介です。

106P~ ヒョウモントカゲモドキのかかりやすい病気と対策

ヒョウモントカゲモドキの病気と対策法について記載されています。

この本の良いポイントと悪いポイント

良いポイント

  • ◎ページ内に画像の挿入が多く視覚的に理解しやすい
  • ◎飼育者が必要とする知識はほとんど網羅されている
  • ○ほどよくレオパの品種について解説されている

悪いポイント

  • △レオパの種類が知りたい人にはちょっと不満が残るかも
  • △所々情報が古い所が存在する

以降ではそれぞれについて解説していきたいと思います。

◎ページ内に画像の挿入が多く視覚的に理解しやすい

このヒョウモントカゲモドキと暮らす本では解説と共に画像が多く使用されています。

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このように画像で視覚的に分かりやすく、文章だけの物よりも格段に理解しやすくなっていると思います。

特にレオパの飼育を始めたい初心者飼育者の方でも、飼育した際の事をイメージしやすいのがこの本の利点でしょう。

初心者が躓きやすいポイントはほとんど網羅されている

初心者の方が躓きやすいポイントは色々あります。

飼育に必要な物や、餌の与え方の手順、脱皮に関する知識など。

その辺りは全てこの本に書かれているため、とりあえずこの本を買っておけばレオパの飼育の基本で困る事はないでしょう。

個人的に特に参考になったのは、レオパの成長に合わせた注意すべきことと、餌の与えるペースについて記述されているページでしょうか。

レオパは成長に合わせて餌の量を変更していく必要があるので、興味があれば是非手にとって読んでみてください。

○ほどよくレオパの品種について解説されている

この本では

  • ハイイエロー系統
  • タンジェリン系統
  • マックスノー系統
  • アルビノ系

などなど、レオパの主流品種について、画像とその特徴について簡潔に解説されています。

それでも有名な品種について30ページ、60種類ほど紹介されており、レオパの飼育書の中では紹介数は多いほうだと思いました。

△レオパの種類が知りたい人にはちょっと不満が残るかも

しかしレオパの品種を調べたい図鑑のような使い方をしたい人にとっては、この本は不満が残ると思います。

そういう方は他にレオパの品種に特化した本が出版されているので、そちらを購入したほうが良いでしょう。

所々情報が古い所が存在する

個人的に一番気になったのはペットシーツや新聞紙は良くない、床材は赤玉土が絶対に良いと言いたいような主張をしている所です。

赤玉土も土の中では形が崩れやすくレオパが掘るとすぐに崩れて粉が出てきてしまうので、あまり良くないように思います。

現在では、デザートソイルやジオソイルなど、赤玉土よりも形が崩れにくくてレオパ用に開発された床材があるので、そちらを使用しても良いのでは無いかと思いました。

2015年に発売された本なので、それ以降に発売された飼育用品についての情報は無く、個人で補完していく必要があるように思います。

まとめ

この本は発売から5年以上経っているため情報が古い所もありますが

ヒョウモントカゲモドキの飼育初心者にとって必要な情報は一通り紹介されている良い本だと思います。

もし気になれば実際に購入して読んで頂ければ幸いです。

今回紹介した本はこちら