この記事では
レオパを同じ飼育容器で2匹飼育したいけど、大丈夫?
といった疑問のある飼育者の方に解説していきたいと思います。
結論
結論としてはレオパは同じ飼育容器で飼育するのは辞めておいた方が無難でしょう。
レオパは基本的に群れを作る事はなく、単独で生活する個体です。
もし同じ飼育容器に入れたとしても、それは群れや仲間ではなく、敵同士といった認識でしかないからです。
もし喧嘩にならなかったとしても、敵同士が同じエリア内に居る事で、ストレスになります。
同居のリスク
同じ飼育容器に入れた際のリスク的観点としては
- ストレス
- 喧嘩
- 寄生虫、感染症の拡大
と言ったリスクが出てきます。
まずはレオパ達は敵同士の認識になっている可能性が高いです。お互いが警戒しあい、それがストレスの原因になります。
次に喧嘩です。レオパ同士が喧嘩し噛みついたりして、一方、また両方が怪我する恐れがあります。
最後は片方が寄生虫や感染症に蝕まれた場合、同じ飼育容器で飼育している健康な個体に感染させてしまう恐れがあります。
以上のリスクを考えると単独で飼育させる方が安全であるといえるでしょう。
性別の組み合わせで飼育可能
もしレオパを同じ容器で飼育したい場合は、性別の組み合わせを考えた方が良いでしょう。
レオパは♂個体は縄張り意識が高く、♂同士の個体を同一の飼育容器で生活させると、高い確率で喧嘩になります。
しかし♀個体は♂と比べて縄張り意識は低いです。
♀同士もしくは♂と♀の個体の組み合わせであれば、喧嘩になる可能性は低くなります。
なので同じ飼育容器で飼育したいのであれば
- ♀と♀
- ♂と♀
と言った性別の組み合わせで飼育しましょう。
飼育容器は広い物を用意する
レオパが喧嘩する理由に隠れ家の縄張り争いが原因になる事が多く、出来るだけ広い飼育容器に、複数の隠れ家を用意した方が良いでしょう。
広くても喧嘩する事はありますが、可能性を低くする事は出来ます。
60cm水槽で喧嘩している事例があるため、最低でも横幅90cm以上の飼育容器に飼育頭数以上の隠れ家を用意すべきだと思います。
まとめ
レオパは群れを作らず単独で生活する生き物です。なので同じ飼育容器に入れたとしてもそれは敵同士でしかありません。
その時は喧嘩にならなかったとしても、ストレスになっていたり、突然喧嘩になってしまう事があります。
レオパにリスクに晒してでも同じ飼育容器に入れる明確な理由があるのなら構いません。
でも、もしも興味本位でやろうとしていたり、他の飼育者の真似がしたいだけなら、絶対にやめましょう。
今回は以上です。この記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。