レオパの飼育温度は25~30度前後!
なら25℃以下で飼育するとどうなるのか?
今回はレオパの飼育温度を25度以下の低い温度で飼育してしまうとどうなるのか解説していきたいと思います。
結論
まず先に結論をお話すると、レオパは25度を下回る温度で飼育すると段階的に活動度が低下し、20度を継続的に下回る状態だとと休眠、冬眠へと移行してしまいます。
温度目安
- 25~30℃ 適正飼育温度
- ~25℃ 活動低下温度
- ~20℃ 休眠・冬眠目安温度
なぜそうなるのかというとレオパが変温性の生物であるという事が理由となります。
変温性の生物は人間のように体温を調整する機能がありません。なので、地面などに貼り付き、環境温度を借りて自分の体温を調整しているのです。
活動低下と休眠、冬眠
活動低下
飼育温度が25℃未満の低温状態だと、レオパも体温を飼育温度までしか上げる事はできません。
体温は代謝に直結し、代謝が上がらないと、身体や臓器の動きが鈍くなるという影響が出ます。
一番影響が出るのが消化器です。代謝が上がらないと。胃腸が動かないため消化不良が起こり、嘔吐や下痢に繋がり、それが拒食の原因となります。
身体も動かしにくくなるため、隠れ家でじっと動かない日が増えます。
休眠
飼育温度が20℃前後の状態が続くと起きる状態です。
餌食いはあるものの、一気に活動量が減りほとんど餌を食べない状態です。
これは繁殖のために行われるクーリングと呼ばれる行為なので、繁殖する予定がなければ無理に休眠状態を目指す必要はありません。
冬眠
休眠状態になる温度より更に低温【15℃~18℃】以下で起きる状態です。
冬眠状態に入ってしまうと餌は全く食べず、動きません。 見た目には死んでいるように見えると思います。
野生では冬に餌がほとんど無いため、暖かくなって餌が増える春になるまでの期間、カロリー消費を抑えるために冬眠します。
飼育のレオパは冬でも餌があるため、冬眠させる必要はなく、冬眠はレオパの体力と寿命を縮める大変危険な行為です。明確な目的がなければ、冬眠状態にするべきではないと思います。
温度を適切に保つ方法
ここまでの内容で、飼育温度が低温だと活動低下、休眠、冬眠が起きてしまうため、レオパは飼育温度を適切に守る重要性が分かっていただけたかと思います。
そこで適温を維持するために必要なのがパネルヒーターという暖房器具です。
レオパを飼育していく中でパネルヒーターは必須アイテムになります。
パネルヒーターはレオパの飼育容器の床の一部に敷くことで、その場を温めてヒートスポットを作り出します。
飼育容器にヒートスポットが作られていると、レオパは自分の状態に合わせて体温を調整できるので、一年を通して使用機会のあるアイテムといえるでしょう。
また寒くなる冬場は別途対策していく必要があります。こちらの記事で詳しく解説しているので良かったら読んでください。
まとめ
レオパは25℃以下の低温で飼育すると、活動低下、休眠、冬眠と様々な状態になり、どれもレオパにとっては良くない状態。そうならないために適温に保つことが重要になります。
パネルヒーターなどを活用し、レオパにとって快適な飼育環境を目指しましょう!
今回は以上です。少しでも皆様の参考になれれば幸いです。