みかん先生のレオパ講座
みかん先生講座

番外講座【レオパのストレスの要因と解消方法】

みかん先生

こんにちは皆さん、本日はレオパのストレスの要因とその解消方法について解説して行こうと思うわ

ごましお

よろしくおねがいします!

野生のレオパのストレス

みかん先生

突然だけど、野生のレオパと飼育下のレオパってストレスの感じ方に違いってあると思う?

ごましお

うーん、敵がいないとか?

みかん先生

そうね。野生化のレオパは捕食者に襲われる心配があるの。自分で餌も探す必要があるし、餌が見つからない日だってあると思うわ

みかん先生

でも野生化のレオパは自由があるし、刺激があるから日々は充実してるように私には見えるの

みかん先生

じゃあ飼育下に居るレオパの事を考えてみて、安全は確保されて餌も定期的に与えられるからそういった事を心配する必要は無いわね。

ごましお

でも刺激はない?

みかん先生

ごましおちゃん今日は鋭いわね。活動時間を迎えても行動可能な範囲はゲージの中だけ、毎日内装が変わらないし刺激は無いと思うわ。

みかん先生

餌を探す必要が無いんだから時間は持て余しちゃうと思うわ。

飼育下のレオパは刺激を感じる機会が少なく、活動時間に餌を探しに出る必要が無い分、活動時間帯は刺激がなく、暇を感じている可能性がある。

環境的ストレス

みかん先生

ヒョウモントカゲモドキも爬虫類であり、生き物だわ。人と同じように辛い環境や境遇に対してストレスを感じるわ


環境要因として考えられる事はヒョウモントカゲモドキの適正温度から離れた飼育温度になっている時や、偏った湿度、これらはレオパにとっては不快に思いストレスを感じるかもしれません。

飼育ゲージには活動範囲の狭さを感じるかもしれませんし、内装がシェルター・水入れ・床材のみの最低限の物だけ設置された簡易的な設計だと、ヒョウモントカゲモドキも散歩の範囲が限られ生活がつまらなく感じると思います。

人間で例えるなら小さな1K(30cm飼育ゲージ)の室内にベッドと机と絨毯が(シェルター・水入れ・床材)だけ設置されている部屋に外に出る事は許されない境遇に居るのと一緒だと思います。

ストレスの解消方法とは…

みかん先生

ストレスの要因が分かったらその要因を解決してあげればストレスを解消することが出来ると思うわ!

解決方法
①ゲージ出してから室内を散歩させる

活動範囲が狭いゲージの中から取り出して室内の床を数分でも、数十分でも良いので散歩させてあげましょう。ゲージ内とは比べ物にならない広さ、クッション等の障害物に登ったりする事で、ヒョウモントカゲモドキもいつもと違った刺激を感じる事が出来ます。

みかん先生

お部屋の中でゲージから出して散歩させる事を飼い主さん達はへやんぽと言うわね。

みかん先生

へやんぽをする際は家具の隙間や、危ない物は撤去して、レオパが安全にへやんぽ出来る環境を作ってから見守ってあげながらしてほしいわ。

②ゲージや内装を変更、追加する


飼育環境を変えてあげるのも一つの方法だと思います。ゲージの変更は敷居が高いですが、普段とは違う床材に交換してあげて見たり、床材で床に勾配を付けてみたり、登れる程度の流木や造草を追加してあげるだけで、立体的な移動手段が増え、ヒョウモントカゲモドキは刺激を感じる事ができると思います。

みかん先生

人によってはハムスター用の回し車を導入している人も居るわね。使わないから不要と言ってる人もいるみたいだけど、遊びの一環として導入するのは全然ありだと思うわ

③給餌方法を変えてみる

毎回ピンセット給餌、いつも餌皿で給餌など、いつも同じ手段で御飯を食べていると刺激がないですよね。
たまにはゲージ内に生き餌を放してヒョウモントカゲモドキに追いかけて捕食して貰ったり、ピンセット⇔餌皿を変えてみる。いつもピンセットをヒョウモントカゲモドキの目の前に出して餌を与えているなら、ピンセットを動かしてヒョウモントカゲモドキに追いかけさせる。

みかん先生

ヒョウモントカゲモドキが夜に活動する主目的は餌を探して捕食する事にあるわ。いつも目の前に出てくるのでは探しがいが無いのだから、ヒョウモントカゲモドキが少し苦労して餌を捕まえる事も、良い刺激に繋がると思うわ。

まとめ

みかん先生

今回はここまで。まとめは以下の通りよ

  • 飼育下のレオパは野生化のレオパとは違い、襲われる心配が無いが、暇を感じ、別のストレスがある可能性がある
  • トカゲも生き物、過ごしにくい環境ではストレスを感じる
  • へやんぽ・内装の変更・給餌に工夫を加えてレオパのストレスを軽減させる
みかん先生

最後まで聞いてくれてありがとう。この講座がみんなの参考になれば嬉しいわ