こんにちはfhsnsqzです。
ヒョウモントカゲモドキの健康状態を知る上で、一つの指標になる排泄物、いつもは固形の便なのに、泥のようにドロドロしていたり、液状に近い下痢便が出たら心配になりますよね。
今回はヒョウモントカゲモドキが下痢をした場合に考えられる原因や対処法について解説していきたいと思います。
概要
健康ヒョウモントカゲモドキは通常は形のある固形便を排泄します。
しかしある日
- 柔らかく形の無い泥状便
- 水っぽいような水様便
- 食べた物(コオロギ等)の一部が残った状態の便
を排便する事があり、そのような状態の便を下痢便と呼びます。
その原因のほとんどは、身体的な不調や環境要因です。
下痢になっている原因を探り、解決して改善してあげましょう。
また下痢症状が出た際に、同時に出やすい症状として
- 吐き戻し
- 拒食
- 普段より元気がない
等の症状が現れる場合もあるので、他の症状が出ていないかよく観察してあげましょう
下痢の原因と解決方法
①餌や飲水
与えている餌を確認しましょう。
生き餌を与えている場合は問題ありませんが、餌が人工餌や冷蔵、冷凍された昆虫を与えている場合、保存方法によって、傷みが生じている場合があります。
また飲み水を水皿に入れて、洗わずに継ぎ足しをしている場合は水が傷んでしまったり、細菌が繁殖している可能性があります。
・対処方法
餌の開封時期や、餌の保存状態を確認しましょう。
開封してからしばらく経っている物や少しでも怪しい場合は、今の餌を破棄して、新しい餌を用意しましょう。
水皿で水を与えている場合は定期的な交換を怠らず新鮮な水を用意するよういにしましょう。
②飼育温度や環境
ヒョウモントカゲモドキは餌を消化するために体温を上昇させ、代謝をあげる必要があります。
もし飼育温度が低い場合、消化器官がうまく機能せずに消化や便の形成が出来ず、下痢になるといったことがあります。
他にもケージ内の掃除を怠るとケージ内が不衛生になり、雑菌が繁殖するなどし、環境が悪くなることで免疫力が落ち、結果的に下痢に繋がるといった事があります。
・解決方法
飼育温度が適温【26度前後】では無い場合
- パネルヒーター
- 暖突やヒーティングトップ等の上部ヒーター
- エアコン
- 保温シート
これらを使用して温度を適切に調節しましょう。
ケージ内の清潔にするために飼育容器を含め、使用している飼育用品を全て洗浄し、床材を交換しましょう。
③触れ合うタイミングなど
触れ合うタイミングによっても下痢になる場合があります。
食後すぐにハンドリング行う、ゲージから出して散歩させる等の行為はレオパがストレスに感じ、食べたご飯が上手く消化出来ずに下痢になる事があります。
また、レオパは地面を定期的に舐める習慣があります。ハンドリングを行う際の手が不衛生だと、なめた際に雑菌を摂取してしまい、体調が悪くなる場合があります。
・解決方法
食後すぐの触れ合いはなるべく避け、レオパの消化時間を作る。
ハンドリングを行う際は手を洗い清潔な状態で触れる。
ほとんどのレオパはこれらが原因で下痢になるケースが多いです。
上記を見直す事で下痢は数日で改善されます。
以上を行っても改善しない場合
③病気
ヒョウモントカゲモドキが下痢症状を引き起こす有名な病気として、クリプト菌によるクリプトスポリジウム症があります。
この病気は慢性腸炎が症状としてあるため、下痢や嘔吐が長引くようであれば病気を疑うべきでしょう。
ここまでの対策を行っても効果がなく、下痢が続く場合は動物病院を受診しましょう。
病院では排泄物を検査して、病原菌を確認してくれるため、適切に治療してくれます。
早ければ早いほど、ヒョウモントカゲモドキの体力が残っている状態で、治療による治癒も早くなるため、出来るだけ早く受診したほうがよいです。
クリプトスポリジウムは寄生虫の一種で、一度寄生されてしまうと駆除はほぼ不可能です。
しかし一方で個体の老化による体力低下、ストレスが原因よって発症してしまうため、寄生されていたとしてもストレスを受けることが少なければ健康的に生活する事は可能だと言われています。
寄生されていたとしても、症状が出ないように日頃からストレスや体力に気を使ってあげるようにしてあげましょう、
まとめ
餌や、環境等が原因となる下痢症状のほとんどは1回~2回で落ち着き、回復していく事が多いです。
しかし体力の無い個体であったり、病気の場合は症状が続くため、その場合は動物病院に連れて行き、しっかりと診察、診断を出してもらいましょう。