みかん先生のレオパ講座
レオパ

ヒョウモントカゲモドキにシェルターは必要なのか?【飼育の疑問】

こんにちは!fhsnsqzです。

この記事では

ヒョウモントカゲモドキの飼育になぜシェルターが必要なの?

飼育していれば襲われる心配は無いし隠れ家なんて必要ないんじゃないの?

と疑問に思われる方に向け、ヒョウモントカゲモドキを飼育する中で、なぜシェルターが必要になるのか?

という事について解説していきたいと思います。

結論

結論から話すとシェルターの役割は以下の通りです。

  • 飼育容器の中に隠れられる場所(隠れ家)を作る
  • 飼育容器の中に高湿度な場所を作る事が出来る
  • 飼育容器の活動域を増やす事が出来る

シェルターには本人が隠れられる以外に様々なメリットがある飼育用品になります。

事項では以上の項目について詳しく解説していきたいと思います。

飼育容器の中に隠れ家をつる区

ヒョウモントカゲモドキは野生化の状態で、捕食や繁殖といった、外に出て活動しなければならない理由がある時以外は、基本的に岩陰等に隠れて生活しています。

ヒョウモントカゲモドキは鳥類や小動物などに多種の生物の餌として標的とされています。

そのため捕食されるリスクが高く、隠れるという行為は自分の身を守るという非常に大事な行為になります。

いくら飼い主の中で飼育容器は安全であると思っていても、飼育下のヒョウモントカゲモドキはゲージ内が安全であると把握していません。

ですので、隠れた状態で過ごしたいはずです。

シェルター以外にゲージ内に物を設置して隠れられるのであれば問題ありません。

しかし何もない状態ですと、その環境に慣れるまでヒョウモントカゲモドキにとって非常にストレスとなってしまう恐れがあるのです。

生き物にとってストレスは、様々な病気の原因に繋がります。

健康的に生活してもらうためにも、飼育容器にシェルターを設置する事は必要不可欠だと言えるでしょう。

飼育容器の中に高湿度・低温度の場所ができる

ヒョウモントカゲモドキ向けに制作されているシェルターの多くは、ウェットシェルターと呼ばれる天井に水を入れるスペースがある商品です。

ウェットシェルターは水を入れる事で周囲の湿度を保つとともに、シェルター内を高湿度状態にする事が出来ます。

レオパにとって湿度は健康状態や脱皮などに影響のある大事な数値です。

飼育容器内の湿度を安定させるためにもシェルターを設置した方が良いでしょう。

また、ウェットシェルターに水を入れると、気化熱によって、シェルター内の温度が下がります。

ヒョウモントカゲモドキは変温動物ですので、シェルターの中を低温度にしておけば、自分の判断で体温調整がしやすくなります。

ゲージ内の温度が何らかの理由で高温になってしまった場合でも、温度が比較的低くなっているシェルター内が避難場所になるといったメリットがあります。

ヒョウモントカゲモドキの飼育湿度は40%~60%を維持するのが良いと言われています。

理由は湿度40%より低くなると、ヒョウモントカゲモドキの脱水や、脱皮時に脱皮不全の確率が高くなり、逆に60%より高くなると、カビや細菌などが増殖しやすくなり、飼育環境の悪化を招くためです。

飼育容器の活動域を増やす事が出来る

飼育容器の中は、外と比べると狭い空間です。

シェルターを設置する事で、シェルター内部とシェルター側面、シェルター上部と立体的な活動域が増えます。

シェルターを設置する事で、赤面の場所がレオパの活動域をして使えるようになる。

色々な物を飼育容器内に設置すると、設置物に尻尾が挟まり自切してしまうなど怪我のリスクが高まるため、容器内はシンプルにしておくのがベストです。

しかしシェルター1個の設置であれば、怪我のリスクも少なく、設置して活動域を増やせるというメリットの方が大きいでしょう。

シェルターの大きさの選び方

ヒョウモントカゲモドキに使用するシェルターの大きさは、適切なサイズを選びましょう。

使用するシェルターのサイズが大きすぎる場合、ヒョウモントカゲモドキは隠れ家として意識出来ません。

逆に小さすぎるとシェルター内で身体が動かせず、身動きが取れなくなってしまいます。

ヒョウモントカゲモドキ1匹がギリギリ入れるぐらいのサイズ感のシェルターがベストでしょう。

大きさが平均的なサイズであれば、メーカー製シェルターのMサイズであれば、生涯飼育する事が出来ます。

シェルター天井は高くても低くても問題ないでしょう。土や砂の床材を敷いていれば、ヒョウモントカゲモドキが自分の好みに合わせて掘って調整します。

まとめ

本日のまとめです。

  • シェルターは飼育容器の中に隠れ家を作り、レオパを安心させ、ストレスを軽減する事ができる
  • シェルターは水を入れる事で飼育容器内の湿度を安定させるとともに、内部に高湿度・低温度の場所を作る事が出来る。
  • シェルターは飼育容器内で、レオパの立体的な活動範囲を増やし、狭い容器内を活用する事が出来る。

以上です。この記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。