みかん先生のレオパ講座
レオパ

ヒョウモントカゲモドキが白くなってきたのは病気?【飼育の疑問】

どうもfhsnsqzです。

この記事では

アイコン名を入力

飼い始めたレオパの身体が急に白っぽくなってきた気がする・・・なにか病気なのかな?

という飼い主さんに向けて解説していきたいと思います。

結論

結論としては身体が白くなるのは脱皮をする前兆です。

病気とか、体調が悪いという事はありませんので、安心してください。

以降では脱皮について解説していきたいと思います。

ヒョウモントカゲモドキの脱皮

ヒョウモントカゲモドキは成長段階や温度によって違いはありますが、月に1回~3回脱皮を行います。

人間は垢のように皮膚を常に代謝して新しくしていますが、レオパはそれが出来ないため、脱皮によって表面の古い角質を一気に除去します。

脱皮する際に、元々の皮膚と脱皮予定の皮膚の間に隙間が出来るため、皮膚の表面が白っぽくみえるのです。

脱皮は全体が白くなり始めてから5日~7日かけて行うので、気長に待ってあげてください。

脱皮の頻度

ヒョウモントカゲモドキの脱皮頻度は成長段階と温度によって変わります。

生後間もない頃は成長サイクルが早く、脱皮を頻繁に行うため、月に2~3回ほど脱皮を行い、大人になるにつれて脱皮の頻度は現象します。

生体になると月に1~2回程しか脱皮をしなくなります。

脱皮時の準備

ヒョウモントカゲモドキが白くなり始めたらゲージ内の湿度をいつもより少し高め大体60~70%で保つように意識し、乾燥状態にならないように注意してください。

脱皮殻は湿度に影響され、乾燥してしまうパリパリになり、柔軟性が失われ、ヒョウモントカゲモドキが脱皮しにくくなります。

少しでもヒョウモントカゲモドキが脱皮しやすいように湿度を上げてあげましょう。

また、ヒョウモントカゲモドキは壁に皮を擦り付けて脱皮を行うため、素焼きシェルターなどの表面がザラザラした物をおいてあげると、脱皮の助けになります。

脱皮時の注意事項

脱皮中は野生化では隙になりやすい行為です。安心出来る状態でなければ脱皮をやめてしまう事があります。

もしヒョウモントカゲモドキがまだ環境にもなれていない状態であれば、脱皮の期間中はゲージ内を観察するのはやめ、放っておいてあげましょう。

1週間たっても脱皮をしない場合

一週間以上経っても脱皮をしない場合は脱皮を諦めた、やめてしまった可能性があります。

その場合は飼い主さんが剥がしてあげるのが一番良いでしょう。

高湿度化で飼育していたなら、脱皮皮の状態に問題は無いはずですが、もし心配であれば、剥く前にゲージ内に霧吹きを行ってしばらく置いておき、脱皮殻を柔らかい状態にしましょう。

次にどこでもいいのですが、一番浮き出やすい首元辺りの皮を指で小擦り皮を浮かせます。浮かせた皮をつまんで引っ張ればピリピリと破れて取れていきます。実際の皮をつままないように注意しましょう。

脱皮殻だけをつまめば、身体を傷つけたり、手足先が取れる事はないので、脱皮残りがないように念入りに皮を剥いていきます。

一通り剥き終えたら、脱皮殻が残ってないか確認してなければゲージに戻してあげてください。

うちの子も脱皮しなかったので飼い主が剥きました。

飼い主が剥いた皮

脱皮不全が無いか確認しよう

脱皮が終わったのが確認出来たら、ヒョウモントカゲモドキの身体(特に目と手足)を確認し、脱皮殻が残っていないことを確認しましょう。

成長期に脱皮殻が残った状態だと、身体が大きくなるにつれて脱皮殻がその箇所を圧迫、血液が止まってしまうため手足等が腐って欠損に繋がる恐れがあります。

脱皮殻が少し残っている状態であれば、ヒョウモントカゲモドキが自身で剥く事はほぼありませんので、残っている場合はこちらで除去しなくてはいけません。

温浴での脱皮

脱皮殻の残りがある場合、脱皮初期からかなり期間が経っている事が考えられ、脱皮殻が固くなっている可能性があります。

脱皮殻が硬い状態で剥いてしまうとヒョウモントカゲモドキの身体を傷つけてしまう事があるため、温浴と言う方法で脱皮殻を柔らかくしてから除去します。

30度前後のお湯を用意してヒョウモントカゲモドキの脱皮殻が残っている箇所が浸かる程度で、呼吸できる程度の厚さまでのお風呂を作りヒョウモントカゲモドキをつけてあげます。

大体10分程度つけると柔らかくなるので、取り出して身体をタオルで拭いてから脱皮殻を剥いてあげましょう。

まとめ

ヒョウモントカゲモドキが白くなるのは病気ではなく脱皮の前兆です。

脱皮は定期的に行う行為ですので見守ってあげましょう。

たまに脱皮を諦めてしまったり、脱皮に失敗して皮が残っている場合があるので、脱皮時はしっかりと確認を行って、飼い主が剥いてあげるとよいでしょう。